改めまして皆様こんにちは！まずもって、本日卓話にお越しいただきました守屋市長におかれましては、再来月には進級試験を控えるお忙しい中ありがとうございます。会員の皆様には以前の会長挨拶でお話しさせていただきましたが、標準ロータリークラブ定款の第１４条第３節の政治的主題の禁止の（a）には、「政治的性質をもった世界問題または国際政策に関して、決議ないし見解を採択したり配布したりしないものとする。またこれに関して行動を起こさないものとする。」とあります。しかし一方で、手続き要覧には、「しかし、世界理解と平和というロータリーの目的の追求と、自己の職業および地元地域への奉仕に影響を及ぼすものに限っては、クラブで、地元地域や世界各地の政治状況を検討することはロータリアンの義務である。」とあります。個人的には、行政もロータリーの奉仕にも終着駅、ゴールはないと思っています。常に憂いを持ち続け、より良くを目指し、時代にあわせて進歩していかなければ、ただの自己満足に過ぎず淘汰されてしまいます。是非、本日の守屋市長の卓話から、我々の活動エリアにおける地域の問題点は何なのか、改善点は何なのか、そのうえで、我々ロータリアンがすべきことは何なのか、そんなことを本日の守屋市長の卓話から見出していただけるようお願い致します。さて、話は変わりますが、本日は、ポストインさせていただきました資料についてお話をさせていただきます。まずは、一度、読ませていただきます。①  仕事は自ら創るべきで、与えられるべきでない。②  仕事とは、先手先手と働き掛けていくことで、受け身でやるものではない。③  大きな仕事と取り組め、小さな仕事はおのれを小さくする。④  難しい仕事を狙え、そしてこれを成し遂げるところに進歩がある。⑤  取り組んだら放すな、殺されても放すな、目的完遂までは……。⑥  周囲を引きずり回せ、引きずるのと引きずられるのとでは、永い間に天地のひらきができる。⑦  計画を持て、長期の計画を持っていれば、忍耐と工夫と、そして正しい努力と希望が生まれる。⑧  自信を持て、自信がないから君の仕事には、迫力も粘りも、そして厚味すらがない。⑨  頭は常に全回転、八方に気を配って、一分の隙もあってはならぬ、サービスとはそのようなものだ。⑩  摩擦を怖れるな、摩擦は進歩の母、積極の肥料だ、でないと君は卑屈未練になる。この１０の格言、過去に見られた方もおられるかもしれませんが、日本最大の広告代理店である電通、その電通の４代目社長である吉田秀雄氏が１９５１年に作成した「電通：鬼十則」です。この鬼十則は、電通の社員手帳に毎年掲載されていたようですが、２０１５年１２月に発生した新人女性社員の過労自殺を受け、２０１７年度より社員手帳から記述を削除することが発表されました。確かに⑤にある、「殺されても放すな」は現代から見ると過激に聞こえるやもしれませんが、意味としてはあくまでも比喩の範疇だったかと思われますし、その他の内容は個人的には的を得ているなと感じます。そして、この電通鬼十則を何故紹介させていただいたかということですが、この十則は【仕事対しての向き合い方】についての格言として書かれていますが、【仕事】の部分を【ロータリーの活動】に置き換えると【ロータリーに対しての向き合い方】にも当てはまるのではないかと思います。会員個々が、この十則の格言のうちいくつかでも念頭においていただき活動をすることで、より良い小田原城北ロータリークラブになるのではないかと思いご紹介をさせていただきました。結びとなりますが、本日は例会終了後に、１５分時間延長させていただき、令和６年能登半島地震に係る義援金贈呈式を執り行わせていただきますのでどうぞ宜しくお願い致します。以上、本日の会長挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。