皆様こんにちは。
本日で5月の例会も終わり、いよいよ次週6月より今年度最終月となり例会も残す所3回となります。
先週辺りから日中は半袖で過ごす事も多くなり、あっという間にまた暑い夏が近づいて来ました。
私が属してます建設業界では毎年7月１日から１週間を全国安全週間とし、その前月の6月をその準備期間としています。地域の主だった建設会社や工務店などでは準備期間中の6月に安全大会と呼ばれる集会を行います。これは建設現場における事故や災害を防ぐため、そこで働く労働者の安全衛生にかかる知識を深め、その意識を高める為に行う物です。建設現場における労働災害には高所からの墜落や転落、または重機災害など様々なものがあります。近年特に重要事項として安全大会の主だったテーマともなり、その対策が進められているのが熱中症の問題であります。この熱中症に関しては建設現場だけではなく日常生活でもその発症リスクは非常に高く、毎年夏になるとテレビや新聞、あるいは広報誌などで声高にその予防や対策などが叫ばれております。
 
熱中症と言うと7月や8月の真夏に起きるものと考えられがちですが、実は6月に発症する例も大変多いのです。この6月の梅雨時に起きる熱中症は梅雨型熱中症と呼ばれ、体がまだ本格的な暑さに慣れていない時期に発症する為真夏に起こる熱中症よりも重症化しやすいと言う特徴があるそうです。この梅雨型熱中症は高温多湿な梅雨の気候が原因で起こるとされ、気温がそれほど高くない25℃位でも湿度が高いと我々の体は汗をかいても蒸発しにくく、体温調節が上手くいかなくなり熱中症を発症してしまうそうです。
一般的な真夏の熱中症は気温30℃以上の屋外で起こる事が多いのに対し、梅雨型熱中症は気温25℃前後で湿度の高い室内で起きる事が多いそうです。対策としては真夏の熱中症同様適切な水分補給と、エアコンの使用など室温管理が重要だそうですが、6月だと室内で蒸し暑さを感じてもエアコンを使うのはまだ早いのではないかなどと考えてしまう人も多く、熱中症の症状に気付かないまま重症化してしまう人も多いそうです。
また梅雨型熱中症にかかる人は真夏の熱中症に比べて子供や高齢者の方の割合が高いそうですので、皆様ご注意の程よろしくお願いします。