改めまして皆様こんにちは！
まずもって、本日はお忙しい中、当クラブの卓話のご依頼をお引受けいただきました芥川様、ありがとうございます。後ほどどうぞ宜しくお願い致します。また、本年度、プログラム部会長をお引受けいただいております田嶋部会長、例会の卓話者選出というロータリークラブの肝となるポストですが、引き続きどうぞ宜しくお願い致します。
さて、本年度も５カ月目に入り、この会長挨拶において何をお話しさせていただこうか毎回のように悩むのですが、本日は、先日読んだ文献の中で、ロータリーに通ずるところがあるなぁと感じたことをお話しさせていただきます。ニーチェというお名前をみなさま耳にしたことはあろうかと思います。１９世紀後期のドイツの哲学者です。現代においても名言が多数の書籍にされていますので、耳にしたことがあろうかと思います。その言葉の中でロータリーに通ずるなぁと思った言葉から3つを紹介させていただきます。
まずひとつめですが、【約束の本当の姿】と題して以下のように述べておられます。
【約束は、個人間の契約というだけではない。約束として要求される言葉の裏側にあるものが、約束の本当の中身になるのだ。たとえば、「明日、5時に会いましょう」という日常的な約束の場合でも、それは5時のビジネスライクな待ち合わせだけを意味していない。二人の親密な関係、いたわりあい、信頼、これからも続く絆の確認、相手への気遣いなど、たくさんのものが約束されている。それは、人間的な誓いとも言えるものだ。】と述べています。ロータリーの3つの義務の一つである例会出席について、これは義務というより、むしろ入会時に既存メンバーと交わした「約束」であると思っています。毎週火曜日の午後12時半から例会場で会いましょう。そして一緒に食事をして卓話を聞き、例会で共に学びましょう。そう、約束したのです。ですから、やむなく約束をたがえれば約束破りということなります。お互いの信頼、これからも続く絆、気遣いなどの人としての誓いであると思います。義務感だけの例会出席では、本来のロータリーの例会の意味を成しえませんし、出席率の向上にもつながりません。
続いて、２つ目を紹介させていただきます。２つ目は、【友人とたくさん話そう】と題して以下のように述べておられます。【友人とたくさん話そう。いろんなことを話そう。それは単なるお喋りではない。自分の話したいことは、自分が信じたいと思っている具体的な事柄なのだ。腹を割って友人と話をすることで、自分が何をどう考えているかがはっきりと見えてくる。また、その人を自分の友人とすることは、自分がその友人の中に尊敬すべきもの、人間としてのなんらかの憧れを抱いているということだ。それゆえ、友人を持ち、互いに話し合い、互いに尊敬していくのは、人間が高まる上でとても大切なことだと言える。】と述べています。ロータリーにおける例会の場、親睦の場も、本来そうであると思います。次週は休会となりますが、次々週は夜間例会で委員会ごとの懇親会開催となっております。是非、【友人とたくさん話そう】、これを実践していただきたく思います。
最後に３つ目として、【喜び方がまだ足りない】と題して以下のように述べておられます。【もっと喜ぼう。ちょっといいことがあっただけでも、うんと喜ぼう。喜ぶことは気持ちいいし、体の免疫力だって上がる。恥ずかしがらず、我慢せず、遠慮せず、喜ぼう。笑おう。ニコニコしよう。素直な気持ちになって、子供のように喜ぼう。喜べば、くだらないことを忘れることができる。他人への嫌悪や憎しみも薄くなっていく。周囲の人々も嬉しくなるほどに喜ぼう。喜ぼう。この人生、もっと喜ぼう。喜び、嬉しがって生きよう。】と述べています。次々週の夜間例会でのニコニコが倍増することを祈念して、本日の会長挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。