本日はございません。

　皆さん、こんにちは。一昨日、地区大会に参加された方はお疲れ様でした。記念講演では、元米山奨学生、台湾学友会初代理事長の徐重仁氏、ＡＭＤＡ社会開発機構理事長の鈴木俊介氏に講演を頂き、内容の濃い大会だったと思います。今月は、米山月間ですので、本日の卓話は一昨日の地区大会でも立派に司会を務められていたマハブービ・シェヘラザードさんにお願いしましたので、どうぞ宜しくお願い致します。

　さて、先日仕事で三島に行く用がありましたが、時間があったので帰りに米山記念館に寄ってまいりました。2780地区の米山奨学生も年に一度行くことになっているそうです。たまたまその日は東京銀座ロータリークラブの移動例会が行われており、事務局の職員の方によるガイドを、私も一緒に聞かせて頂けることになりました。

米山梅吉の功績については、以前の会長挨拶でもお話しさせて頂きましたが、東京ロータリークラブを創立したり、奉仕を実践したことは、皆さんもご存知の通りあまりにも有名です。

ただ私も知らなかったのですが、日本人ロータリアン第一号は米山梅吉ではなく、福島喜三次という方でした。福島は大正4，5年頃三井物産の子会社である東洋綿花株式会社の社長として、アメリカのテキサス州ダラスに出向していた時、ダラスロータリークラブに入会したそうです。米山梅吉は三井銀行在職中、1917年に政府派遣財政経済委員の一員としてアメリカに渡り、1918年にダラスで福島喜三次と知り合いました。そこで米山は福島にダラスロータリークラブの例会にゲストとして招かれ、米山はロータリーの運動に感銘を受けました。そして、米山に続き福島も帰国後、2人は日本でのロータリークラブの設立を目指すようになり、在日アメリカ人実業家のウィリアムー・ジョンストン（Ｗ．Ⅼ．Johnston）の応援を得て、具体的な準備作業が進められました。

　準備作業は順調にいったわけでは無いようでしたが、1920年9月1日に設立準備会が開かれ、10月20日の設立総会で初代会長に米山梅吉、幹事に福島喜三次選出しました。

　ですから、今年は日本にロータリークラブができて98年になります。2年後の2020年は100周年です。2020年と云えば、東京オリンピックが開かれる年です。前回の1964年の東京オリンピックでは聖火台の設置に東京ロータリークラブが関わっていたようですので、2年後のオリンピックでも何か記念となるような事業を行うのでは動きがあるのではないかとも噂されているそうです。ちなみに、1972年の札幌冬季オリンピックでも、聖火台はロータリークラブが寄贈しています。

過去の歴史を振り返ることも、これから我々が今後どうあるべきか、どう行動すべきか参考になるのではないでしょうか。

以上、本日の会長挨拶とさせて頂きます。

柳井　渉さん（親睦クラブ管理運営委員会）… １１月１３日の夜間移動例会は小田原お堀端コンベンションホールにて行います。大川会長の居合抜きと合気道の型を披露してもらいますので、向日葵会や入会候補者も含めて皆様是非参加宜しくお願い致します。