小巻　慎吾さん（秦野中RC）…本日は財団派遣卓話ということでお招き頂きまして、誠にありがとうございます。つたないお話とはなりますが、今後の皆様の奉仕活に少しでもお役に立てばまた財団へのご理解が少しでも深まればと思います。本日はよろしくお願い致します。

柴田　直明さん（小田原北RC)…久しぶりに参加させてもらいます。去年は色々とお世話になりました。今年はロータリー財団に出向しています。お役に立てる様になりたいと思っています。今日はよろしくお願いいたします。

　皆さん、こんにちは。本日は、来月にロータリー財団月間を控え、地区財団委員会より小巻様と柴田様に卓話をしていただくことになりましたので、お二人にはどうぞ宜しくお願い致します。

　ロータリー財団と云えば、「世界で良いことをしよう」を標語としておりますが、それを実践したのが、今から30年前に始まったポリオ撲滅活動でした。1979年9月29日に、ロータリアンとフィリピン政府関係者が見守る中、マニラ市内の子供たちを対象にポリオ予防接種を行ったのが始まりでした。当時のジェームスⅬ．ポーマーＲＩ会長も予防接種に加わり、子供に経口ポリオワクチンを投与しました。それから、ポリオのない世界をつくることがロータリーの最優先事項となりました。この活動の成果により、経口ポリオワクチンの投与を受けた子供の数は全世界で25億人以上に上ります。

1985年にロータリーがポリオプラス・キャンペーンを発足させて以来、ポリオ感染数は99パーセントも減少しました。現在、世界で野生ポリオウイルスが残っているのは、アフガニスタン、パキスタン、ナイジェリアの３カ国だけとなりました。

　ここでポリオウイルスについてお話しさせて頂きますが、ポリオウイルスは脊柱の中にある細胞を侵します。その細胞が一度破壊されると、脳から筋肉に伝達する手段がなくなってしまい、その結果、急性弛緩性まひ（ＡＦＰ）になり、筋肉が動かなくなり、曲げたり、伸ばしたりすることが出来なくなります。ウイルスは腕または足に影響を及ぼし、筋肉は動かなくなり、しなびていく傾向があります。また、肺や横隔膜の筋肉に影響が及んだ場合、呼吸が出来なくなるため、命に関わることもあります。

ただ、ウイルスは人の体内でしか繁殖することが出来ず、排出されるまでの数週間から１か月ほどしか生きることが出来ません。ウイルスは便とともに排出されますが、一度人の体から出ると、ウイルスが生きられるのは１〜２週間です。その間に次に感染させる人を見つけなければ、ウイルスは次々に死んでいきます。ですから、人々にワクチンを投与し感染の連鎖を断ち切ることで、ウイルスを絶滅させることが出来るわけです。

　明日、10月24日は「世界ポリオデー」で、世界各地でイベントが開催されるそうです。

シアトルにあるビル＆メリンダ・ゲイツ財団本部からもネットでのライブ配信があるようですので、興味のある方は、ご覧になっては如何でしょうか。

• 次週１０月３０日は休会です。次回例会は１１月６日になります。
• １１月６日は定例理事会が開催されます。理事の方、宜しくお願い致します。
• 地区より「この笑顔に会いたくて」というネパール子供病院２０年の軌跡の冊子が来ました。事務局に有りますので宜しくお願いします。
• 地区より神奈川県より届いた献血キャンペーンのポスターを掲示しました。
• １１月１８日（日）１３時より二宮生涯学習センターにて米山学友主催の「国際交流会」の開催の案内が来ています。詳細は事務局までお願いします。

本日はございません。